プレゼン資料の作成は、プレゼンの企画・設計の中身を形にする大事なステップです。
よく整理された箇条書きや、適切な図解・色を使い、見る人の印象に残るプレゼン資料を作成しなければなりません。
最初に、プレゼン資料の作成について、その流れやプレゼン資料の構成要素を示します。
プレゼンを実施するためには、企画・設計の内容に従って、視覚面にも配慮したわかりやすいプレゼン資料を作る必要があります。
プレゼン資料には、プロジェクターで投影するための「データ」と、それを紙に出力した「配布資料」があります。
プレゼン資料の作成にはプレゼンソフトが使われます。
本検定試験では、プレゼンソフトとしてPowerPointが使われます。
PowerPointにはいくつかのバージョンがありますが、本検定試験では、PowerPoint2007またはPowerPoint2010の使用を前提に実施されます。
ここでは最新版である2010を使って解説を行います。操作のほとんどが2007と共通する部分がありますが、
表示される文字列などが2007とは多少異なる部分もありますのでご了解ください。
プレゼン資料を作成す場合は、次のような流れで作業を行います。
①ストーリー展開に合わせて、PowerPointなどを使ってプレゼン資料を作成する
②資料や素材が不足している場合には、再収集してプレゼン資料に盛り込む
③完成したら全体を通して眺め、流れ、統一性、強調点、整合性などに問題がないかを確認する
プレゼン資料の主な構成要素はスライドを立ち上げる(挿入する)ことで分かりますが、これらの構成要素をスライドの上に表示させる機能は、あらかじめPowerPointに組み込まれています。
これらの構成要素の位置、フォントの種類、サイズ、色などは、PowerPointで選択するテーマにょって異なります。文字の位置や書式は、あとで変更することも可能です。
構成要素以外に、図解、表、写真、イラスト、単位、データの出典などがあります。スライドの内容によって、これらの要素を加えます。
PowerPointはプレゼン資料作成用ツールとして、次のような特長を持っています。
・「テーマ」と呼ばれるデザインテンプレートが豊富に用意されている
・「SmartArt」と呼ばれる図解パターンが豊富に用意されている
・SmartArtに、行動な表現が簡単に設定できるスタイルが豊富に用意されている
・図形に、高度な表現が簡単に設定できるスタイルが用意されている
・以上の機能を活用することで、プロにひけをとらない画面イメージが簡単に得られる
・さまざまな構成要素を含むスライドの作成効率が良い
・効率よく表やグラフが作成できる
・Excelなどのグラフを取り込むことが簡単にできる
・プレゼン実施直前の内容変更にも簡単に対応できる
・映像や音声などのデータを取り込んで、プレゼンで再生できる
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